蝉裸-semi nude-
照りつける太陽の温度 少しも感じられなくて
長年培った 僕のまっすぐな思いは
キンと冷えた 霜の降りた 土底(つち)からやっと
這い出ても よけいにピンと 伸び切ってしまったんだろ
君がいないからと 声を嗄らして 啼こうかな
君を好きだったと マンションの壁張り付いて
『後悔したくない』の態度 少しも融通利かなくて
ただ念頭にあった 僕の認めてほしい思いは
体中にこびり付いた 「昨日まで」を全部
脱ぎ捨てて全裸(はだか)になっても 欠片も伝わらない
僕がいないならと 簡単に諦めつくかな
君の好きだった あの公園を独り歩いてみよう
玉虫色に光る 半透明の羽根
小刻みに震わせて いつまでも小休止(やす)んでいたら
『届かぬ君』という未練網にかかってしまいそう
君がいないからと 喉を燃やして啼こうかな
僕がいないならと この羽根が千切れてしまうまで
君を好きだったんだと 青空に独り彷徨う
Lyrics by かやの